July 5, 2018 / 7:21 PM / 5 months ago

景気後退の可能性・通商巡る懸念を討議=米FOMC議事要旨

[ワシントン 5日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が公表した6月12─13日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、米経済が近く景気後退(リセッション)に陥る可能性があるかどうかが討議されたほか、力強さを見せている経済が世界的な貿易摩擦の影響を受ける可能性があるとの懸念が示されていたことが分かった。

7月5日、米FRBが公表した6月12─13日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、米経済が近く景気後退(リセッション)に陥る可能性があるかどうかが討議されたほか、力強さを見せている経済が通商問題を巡る世界的な緊張の高まりで影響を受ける可能性があるとの懸念が示されていたことが分かった。写真は2016年10月、ワシントンのFRB(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)

FRBは同FOMCでフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.75─2.00%とすることを全会一致で決定。

議事要旨では、政策担当者が近いうちに、FRBの利上げサイクルは進んだ段階にあり、FRBの政策が経済を浮揚することも抑制することもない状態になっているとの認識を示す可能性があることも示唆された。

議事要旨を見る限り、FRB当局者らは米経済の底堅さに印象付けられているほか、利上げを続ける計画について自信を示してる一方で、経済成長の阻害要因にも注視しているもようだ。

「ほとんどのFRB当局者が、通商政策を巡る先行き不透明感とリスクが高まっているとし、こうした不透明感とリスクがいずれかマイナスの影響を及ぼすことを懸念している」とした。

各地区連銀の調査先の多くは、米国と主要な貿易相手国がこのところ互いに関税を引き上げていることが、投資への重しになっていると懸念を示した。

パシフィック・オルタナティブ・アセット・マネジメントのポートフォリオ・マネージャー、Putri Pascualy氏は「貿易問題は最大のリスク要因で、そのためFRB当局者はそれがどのように企業に影響するか注視するだろう」との見方を示した。

FRB当局者らは、最近見られる利回り曲線の平坦化が景気後退入りの兆しかどうかについて話し合った。議事要旨では「複数の参加者が、利回り曲線の動向を引き続き注視することが重要だとした」と指摘された。

また今回のFOMCでは、FRBのスタッフが景気後退入りを計る新たな指標についてプレゼンテーションを実施。FRBの現在の政策金利と、米金利先物市場から導き出す数四半期先の金利予測のスプレッドだ。利回り曲線は一時的な要因によってゆがみが生じる可能性があるため、スタッフは新たな指標の方がより信頼できると説明した。

FRB当局者らが近く景気後退に陥る可能性を協議した材料として、どちらの指標を参考にしたかは議事要旨では分からなかった。

当局者らは大方、最近の指標が経済の底堅さを示し、予想通りに推移しているとの意見だ。一方、「欧州や一部の新興国における政治・経済的動向」など、米経済やその見通しに影を落としている可能性がある複数の外的要因についても話し合った。

*内容を追加します。

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