February 4, 2020 / 11:08 PM / 18 days ago

米フォード、第4四半期は赤字拡大 20年利益見通し予想下回る

[ディアボーン(米ミシガン州) 4日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーター(F.N)が発表した第4・四半期決算は、純損失が前年から拡大した。また、クレジット部門の不振などから2020年の営業利益見通しが市場予想を下回ったため、株価は時間外取引で急落した。

 2月4日、米自動車大手フォード・モーターが発表した第4・四半期決算は、純損失が前年から拡大した。写真はロゴ、昨年1月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

2020年の1株当たり営業利益見通しは0.94─1.20ドルと、アナリスト予想の1.26ドルを下回った。品質対策や自動運転車への投資も収益の重荷となる見込み。

株価は米市場引け後の時間外取引で9.4%安となり、時価総額の30億ドル以上が消失した。対照的に、電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA.O)は通常取引を約14%高で終了し、時価は1600億ドルと、フォード(364億ドル)の4倍以上に膨らんだ。

フォードのティム・ストーン最高財務責任者(CFO)は記者会見で「2019年の業績は不調だった」としたうえで「2020年以降については、非常に楽観視している」と述べた。ただ、利益見通しは中国で感染が拡大する新型コロナウイルスの影響を踏まえていないと明らかにした。

ストーン氏はまた、0.15ドルの四半期配当は継続する見通しだと語った。2020年の配当支払い額は24億ドルに上る可能性がある。

一方、今年はリストラ費として9億─14億ドルを計上する見通し。これまで既に37億ドルをリストラに使っている。

第4・四半期決算は、純損失が17億ドル(1株当たり0.42ドル)と、前年同期の1億ドル(0.03ドル)から赤字が拡大。

このうち、22億ドルは従業員向け年金制度の積み立て増による損失だった。

一時項目を除いた1株利益は0.12ドルと、アナリスト予想(0.15ドル)を下回った。

売上高は5%減の397億ドルと、アナリスト予想の365億ドルを上回った。

調整後のキャッシュフロー(純現金収支)は67%減の5億ドルとなった。労働組合と新たに結んだ協定に絡む賞与支払いで6億ドルの支出があった。

中国事業の昨年通年の営業損益は7億7100万ドルの赤字で、このうち2億0700万ドルは第4・四半期に計上した。2018年の15億ドルの赤字からは縮小した。

フォードは12月に2019年は中国事業の損失を半減させ、2020年はさらにその半分近くまで圧縮するとの見通しを示していた。ただ、その後に中国は新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われた。

中国事業の売上高は第4・四半期が約15%減で、19年通年は26%減となった。同事業は2017年終盤以降、低迷が続いている。

ジム・ハケット最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け電話会見で、業績立て直しに時間がかかる一方で、EVや自動運転車などの先端技術にも取り組む現在の状況について「いつまでも同時並行はできない。変革が必要だ」と強調した。

*内容を追加しました。

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