May 29, 2018 / 10:28 PM / 3 months ago

ドルが対ユーロで10カ月ぶり高値、イタリア政局混迷で=NY市場

[ニューヨーク 29日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではイタリア政局の混迷が深まるなか、ドルが対ユーロで10カ月ぶりの高値を更新した。

 5月29日、ニューヨーク外為市場ではイタリア政局の混迷が深まるなか、ドルが対ユーロで10カ月ぶりの高値を更新した。写真は2016年撮影(2018年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

イタリアでは暫定首相に指名されたカルロ・コッタレッリ氏が組閣に向け主要政党の支持を取り付けられず、7月29日にも再選挙が実施される可能性が浮上。イタリア国債や株式のほか、ユーロに対する売りが加速し、2010─12年のユーロ圏債務危機を想起させる事態となっている。

こうしたなかドルは対ユーロEUR=で1.1506ドルと、2017年7月以来の高値を更新。ドル指数.DXYは約0.5%上昇の95.025と、6カ月半ぶりの高水準を付けた。

ユーロは対スイスフランEURCHF=と対円EURJPY=でも大きく下落。ユーロ/円は124.61円と、10カ月ぶり安値を付けた。

市場が「リスクオフ」となるなか円も押し上げられ、ドル/円JPY=は約1.2%安の108.10円と、5週間ぶりの安値を付けた。

市場ではイタリアで再選挙が行われれば、ユーロ懐疑派が一段と勢力を伸ばし、イタリアのユーロ加盟国の一員としての将来に疑念が生じるのではないかとの懸念が出ている。

TD証券(トロント)の北米外為戦略部門責任者、マーク・マコーミック氏は「イタリアのユーロ圏離脱(Quitaly)の可能性については、われわれは非常に懐疑的な見方を持っている」としながらも、市場ではユーロのほか欧州の株式などが売られる展開となっており「こうした流れがすぐにやむとはみていない」と述べた。

安全資産に資金が流れるなか米国債も買われ、米10年債US10YT=RR利回りはこの日の取引で2.84%と、4月半ば以来の低水準を付けている。

ドル/円 NY終値 108.75/108.78

始値 108.86

高値 109.10

安値 108.12

ユーロ/ドル NY終値 1.1538/1.1542

始値 1.1550

高値 1.1589

安値 1.1519

*記事の体裁を整え、写真キャプションを修正しました。

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