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来週のドル/円は不安定、株価や原油価格の変動に注意

[東京 18日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は不安定な値動きになりそうだ。日銀が緩和強化策を打ち出したことで乱高下した相場は週明けには落ち着くとみられる。ただ、クリスマス休暇で市場参加者が少なくなる中、国内外の株価や原油価格の変動によって上下への振れ幅が大きくなる可能性があるという。

 12月18日、来週の外為市場で、ドル/円は不安定な値動きになりそうだ。写真は都内で2013年2年撮影(2015年 ロイター/Shohei Miyano)

予想レンジはドル/円が120.00―123.00円、ユーロ/ドルが1.0750―1.0950ドル。

<海外勢はクリスマス休暇前の持ち高調整>

米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀決定会合とイベントを通過し「ひとまず年内は金融政策ネタが出尽くした」(国内金融機関)ことから、来週は株価や原油先物価格の動向に注目が集まりそう。

株価や原油価格が安値圏から持ち直せばドル買い/円売りとなりそうだが、逆に、崩れた場合は円買い圧力が強まりそうだという。クリスマス休暇を前にした海外勢の持ち高調整にも注意が必要だ。

米国の経済指標としては、22日に7─9月期国内総生産(GDP)確報値、23日に11月耐久財受注、11月個人所得・個人支出などがある。25日には、日本の11月消費者物価指数が発表される。

<ユーロはショートカバーか>

ユーロ/ドルは、安値から切り返す動きが想定されるという。今月3日の欧州中央銀行(ECB)理事会が期待外れの内容となり、ユーロを買い戻す動きが広がったが「減ったといえどもユーロショートポジションはまだ積み上がっている」(国内金融機関)との指摘がある。

「ECB理事会後のトラウマも残っているので、それほど下方向を狙った動きにならず、ショートカバーがあるのではないか。そういった場合は1.09ドル台に乗せてくる可能性もある」(同)という。

<日銀の緩和強化策で乱高下>

日銀は18日、上場投資信託(ETF)の買い入れに別枠を新設することや、長期国債買い入れの平均残存期間の長期化などを盛り込んだ緩和強化策を決めた。金融政策の現状維持がコンセンサスだった市場ではサプライズとなり、ドル/円は約1円急上昇した後に1円超反落するという乱高下の様相となった。

発表直後は急変動したものの、内容が消化されるにつれて「バズーカではなく、全体的にファインチューニング」(野村証券のシニアエコノミスト、桑原真樹氏)といった受け止めが広がった。

為替マーケットチーム

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