[東京 6日 ロイター] - 正午のドルは118.50円付近。午前の取引では神経質な値動きが続いた。
中国人民銀行が人民元の対ドル基準値を1ドル=6.5314元と元安方向に設定したことを受けて、外為市場ではリスク回避のセンチメントが強まり、ドルは一時118.35円まで下落。人民元の前営業日終値は1ドル=6.5157元だった。
その後、北朝鮮の地震のニュースを挟んで118.67円付近まで強含んだが、正午前までに小幅に反落した。
韓国気象庁は、北朝鮮で核実験場から49キロの地点で地震が観測され、核実験の可能性が「極めて高い」との見解を示した。
ドル/韓国ウォンは北朝鮮の地震報道を受けて、1186ウォン後半から一時1197.80ウォンまで急伸したが、市場では韓国通貨当局がドル売り/ウォン買い介入を実施しているとされ、目下、ウォン売りの勢いが辛うじて抑えられている。正午時点の韓国ウォンは1ドル=1196ウォン付近。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」