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ドルは114円後半で底堅い、株高・日米金利差の思惑を支えに

 1月27日、日経平均株価がプラス圏で推移するのをながめ、ドル/円は朝方から114円半ばを軸に底堅く推移。写真はワシントンで2015年3月撮影(2017年 ロイター/Gary Cameron)

[東京 27日 ロイター] - 日経平均株価がプラス圏で推移するのをながめ、ドル/円は朝方から114円半ばを軸に底堅く推移。仲値公示にかけて国内輸入企業のドル買いが出て支えになったもよう。こうした動きに、短期筋のドル買い戻しも加わり、一時115.03円に上昇した。

日銀が国債買い入れを通告し、長期ゾーンを増額したことで「(同ゾーンの金利が低下し日米金利差が広がるという)安心感が出て為替もやや上方向に修正した」(国内金融機関)という。

先日の中期ゾーン買い入れ見送りを受けて、市場ではテーパリングへの思惑がくすぶり、上値を押さえる方向に作用していたが、こうした見方の緩和につながったようだ。

市場では「(米国の)ドル高けん制に惑わされて、ドル/円は株価や金利に出遅れていた面があり、それを取り戻す動きが出た」(国内金融機関)との声が聞かれた。ただ、115円付近では戻り待ちの売りも出やすいと見られており、「いったん、もみ合う水準ではないか」(同)という。ドル/円は114.85円付近で底堅い。日銀が国債買い入れを通告し、長期ゾーンを増額したことで「(同ゾーンの金利が低下し日米金利差が広がるという)安心感が出て為替もやや上方向に修正した」(国内金融機関)という。ドル/円は一時115円を回復した。

先日の中期ゾーン買い入れ見送りを受けて、市場ではテーパリングへの思惑がくすぶり、上値を押さえる方向に作用していたが、こうした見方の後退につながったもよう。ドル/円は114.91円付近。一時115円を回復し、115.03円に上昇した。

仲値公示にかけて国内輸入企業のドル買いが出て支えになったもよう。こうした動きに、短期筋のドル買い戻しも加わったとみられる。市場では「ドル高けん制に惑わされて、ドル/円は株価や金利に出遅れていた面があり、それを取り戻す動きが出たようだ」(国内金融機関)との声が聞かれた。

ただ、115円付近では輸出企業からの戻り待ちの売りも出やすいと見られており、「いったん、もみ合う水準ではないか」(同)という。

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