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来週は米利上げ予想の後退でドルの下値リスク意識
2017年8月4日 / 07:11 / 2ヶ月前

来週は米利上げ予想の後退でドルの下値リスク意識

 8月4日、来週の外為市場では、米経済指標や要人発言を意識しつつ、年内の米追加利上げ予想が一段と後退するかが注目される。ショートカバーのうねりに乗ってユーロ高/ドル安が進む中、ドルが円に対して強さを維持できるかについて不確実性が高まり、ドル/円は下値リスクが警戒されやすい。写真は都内で昨年2月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 4日 ロイター] - 来週の外為市場では、米経済指標や要人発言を意識しつつ、年内の米追加利上げ予想が一段と後退するかが注目される。ショートカバーのうねりに乗ってユーロ高/ドル安が進む中、ドルが円に対して強さを維持できるかについて不確実性が高まり、ドル/円は下値リスクが警戒されやすい。

予想レンジはドル/円が108.00―110.50円、ユーロ/ドルが1.1800―1.2050ドル。

ロイターがまとめた市場予想によると、今夜発表の米雇用統計では非農業部門雇用者数の増加幅が18万3000人と、6月の22万2000人から減少する見込み。時間当たり賃金は前月比0.3%増、前年同月比2.4%増の見通し。

7日には、米連邦公開市場委員会(FOMC)で6月の利上げに唯一反対票を投じたミネアポリス連銀のカシュカリ総裁のほか、セントルイス連銀のブラード総裁が講演する予定。ブラード総裁は2日、インフレ見通しを踏まえ「短期的な追加措置を支持しない」と言明した。10日にはニューヨーク連銀のダドリー総裁が講演予定。

トウキョウフォレックス上田ハーローの阪井勇蔵氏は「週後半の米生産者物価指数や消費者物価指数が弱ければ、早期利上げ観測が後退し、ドル売りにつながりやすい」と指摘する。企業のお盆休みで参加者が減り、最近ドルの下値を支えた実需筋のドル買いフローも細る見込みという。

ドル/円と相関が高い米10年国債利回りは7月21日に2.225%まで低下した後、8月月初にかけて2.3%台前半まで反発したが、3日には再び2.218%まで低下した。

トランプ大統領は2日、移民制度改革法案を明らかにし、合法的に入国する移民も制限する方針を示した。FXプライムbyGMOの常務取締役・上田眞理人氏は移民制度改革で時間を無駄にせず、「まず包括的税制改革に取り組まなければ、政治の混乱が今後、実体経済に悪影響を及ぼしかねない」と指摘する。

日本では、第3次安倍第3次改造内閣が始動したが、「期待感を持たせる内容ではなく、かえって株安/円高を招いている」(同)という。

2年7カ月ぶりの高値圏にあるユーロについては「2014年からのユーロ安で、投資家はユーロ資産を相当アンダーウエートしているはず。投資家がユーロのウエートを拡張方向で見直せば、1.2ドルは通過点に過ぎない」(ファンドマネージャー)という。

為替マーケットチーム

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