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来週の外為市場はリスク要因目白押し、ドル買い戻しに陰りも
October 14, 2016 / 6:16 AM / in a year

来週の外為市場はリスク要因目白押し、ドル買い戻しに陰りも

[東京 14日 ロイター] - 来週の外為市場では、チャイナリスクの再燃、原油相場の先行き、英国の欧州連合(EU)離脱に絡むポンド安、米企業決算と株価動向など、不確実性の高い要因が目白押し。リスクが顕在化すれば足元のドル買い戻しに陰りが出かねない。

 10月14日、来週の外為市場では、チャイナリスクの再燃、原油相場の先行き、英国のEU離脱に絡むポンド安、米企業決算と株価動向など、不確実性の高い要因が目白押し。写真はポーランド・ワルシャワで2011年1月撮影(2016年 ロイター/Kacper Pempel)

予想レンジはドル/円が102.00―105.50円、ユーロ/ドルが1.0800─1.1200ドル。

黒田日銀総裁は17日の支店長会議、21日の全国信用組合大会とジャパン・サミットで挨拶・講演を行う予定。20日には欧州中央銀行(ECB)理事会、18日には米インテルの7―9月期決算発表がある。

中国の9月輸出は前年比10%減と2月以来の大幅減となった。輸入は1.9%減で予想外に縮小、内需回復に対する懸念を招いた。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのアナリストは「当局は近い将来、唯一の緩和手段として一段の元安を容認するだろう。人民銀が資本流出の拡大に屈するにつれ、自然な選択肢でもある」とみる。

市場には、人民元を含む新興国通貨を巡る不審や原油相場の先行き不安もくすぶっている。

石油輸出国機構(OPEC)は減産に合意したが「世界需要の伸びが鈍化し、コモディティ価格にどれほど上昇余地があるのか」(運用会社)と先高観に疑問を呈する声もある。

トムソン・ロイターのデータでは、石油生産と消費のギャップは日量50万バレルに上る。金融市場のトレーダーが原油先物に強気のポジションを積み上げる一方、生産者は大規模な売り持ちを重ね価格急落に対するヘッジに励んでいるのが実情だ。

一部では12月の米利上げ期待もあるが、ドル短期金融市場では、米プライムMMFへの新規制や欧州銀の信用リスクを背景に指標3カ月物LIBORが12日、7年5カ月ぶり高水準0.8811%まで上昇。

LIBORは銀行の調達コストとFF金利予想を反映するため、米利上げ見通しが強まれば1%近辺への上昇も見込まれている。

ECBは今回、来年3月終了の資産買入れプログラム(APP)の延長とパラメーター調整を見送り、12月8日の理事会で実施する見通し。

SMBC日興証券・チーフマーケットエコノミストの丸山義正氏は「ユーロ圏経済が底堅いことやドイツなどで喧伝されている緩和批判に鑑みて、12月の理事会ではAPPは延長するものの金融緩和の拡大へ動く可能性は低い」と予想する。

為替マーケットチーム

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