March 2, 2018 / 10:43 PM / 8 months ago

ドル下落、米鉄鋼・アルミ輸入制限で貿易戦争懸念=NY市場

[ニューヨーク 2日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨に対して下落した。トランプ米大統領が前日に表明した鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税が貿易戦争につながり、ひいては米経済の阻害要因になるとの懸念が出ていることが背景。

トランプ米大統領は前日、鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を課す方針を来週発表すると表明。中国、欧州、カナダなど主要貿易相手国が報復措置を発動させる可能性があるとの懸念が出ている。

ドル/円JPY=は一時105.26円と、2016年11月以来の安値を更新。終盤の取引では0.5%安の105.72円となっている。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.4%低下の89.957。TD証券の北米外為戦略部門責任者のマーク・マコーミック氏は「過去の例を見てもドルは貿易戦争で下落する」と指摘。ただ、野村(ロンドン)のマクロストラテジスト、ビラル・ハフィーズ氏は、トランプ氏の輸入制限にドル相場がどの程度反応するかは、諸外国がどのように対応するかによるとの見方を示している。

日銀の黒田東彦総裁が2日に行った衆院議院運営委員会で所信の表明と質疑で、2019年度には現在の日銀想定通りに物価目標2%を達成していると「確信」、その際には「当然出口を検討している」と述べたことを受け、円は上昇。円は対ユーロEURJPY=で0.1%、対英ポンドGBPJPY=で0.5%上昇した。

ユーロは対ドルで0.5%高。市場では4日のイタリア総選挙が注目されている。

市場はこのほか、来週9日発表の2月の米雇用統計にも注目。今回の統計では時間当たり平均賃金の0.2%増加が予想されている。フォレックス・ドットコム(ニュージャージー州)の調査部門責任者、ジェームズ・チェン氏は「前回の雇用統計で賃金の伸びが予想より大きかったことが市場が大きく振れるきっかけとなった。これを踏まえ、今回の統計はとりわけ重要視されている」としている。

ドル/円 NY終値 105.73/105.77

始値 105.42

高値 105.74

安値 105.26

ユーロ/ドル NY終値 1.2317/1.2318

始値 1.2303

高値 1.2336

安値 1.2294

表はロイターデータに基づいています

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below