October 8, 2018 / 8:11 PM / 12 days ago

ユーロが7週間ぶり安値、人民元下落=NY市場

[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場は、予算案を巡るイタリアと欧州連合(EU)の対立を受けユーロが対ドルで7週間ぶり安値に下落した。中国が融資促進策を打ち出したが、経済成長を巡る懸念は和らがず、人民元は軟調に推移した。

英EU離脱合意への楽観的な見方を背景に、このところ上昇していた英ポンドが、利益確定売りに押されて値下がりした。

警戒感を募らせる投資家がドルに資金を回した。米商品先物取引委員会(CFTC)が公表したデータを基にロイターが算出した、IMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(10月2日までの週)によると、ドルの主要6通貨に対する買い越し額は、2016年12月半ば以来の高水準となった。

米中貿易摩擦や米国債利回り上昇を巡る懸念が広がり、米国株式市場は3営業日続落となる中、ドルの上値は重かった。

イタリアのサルビーニ副首相は記者会見で、EUのユンケル欧州委員長と、モスコビシ欧州委員(経済・財務・税制担当)を、欧州の敵と批判した。

ユーロは対ドルEUR=EBSで0.26%安の1.14900ドルと、8月半ばに付けた約1年ぶり安値(1.1355ドル)に近い水準だ。

ユーロは対スイスフランEURCHF=EBSで0.31%安の1.14015スイスフラン、対円EURJPY=EBSで0.92%安の129.790円。

人民元CNY=CFXSは対ドルの公式終値が6.9315元と、7週間ぶりの安値で引けた。

スポットベースで元CNY=は0.9%安と、リフィニティブのデータによると1日では8カ月ぶりの大幅安だった。

中国人民銀行(中央銀行)は7日、一部市中銀行の預金準備率を引き下げると発表した。米国との貿易摩擦激化で経済を巡る懸念が漂う中、銀行の資金調達コストを引き下げ、中国経済の成長を刺激するのが狙い。預金準備率の引き下げは今年4回目。

英ポンドGBP=D3は0.24%安の1.3093ドル。前週の上げの一部が消えた。市場関係者らは、英EU離脱交渉が根本的に打開するのかに目を凝らしている。

EUの英EU離脱交渉担当者は4日遅く、合意が「非常に近い」と各国外交担当者に述べたと、会合に出席した関係者2人が明らかにしている。

ドルは、好調な国内景気指標や、地政学的な懸念を背景にした安全資産需要を追い風に底堅く推移した。8日の米国株式市場が下落したことは、ドルの投資妙味を幾分薄めた。主要通貨バスケットに対するドル指数.DXYは0.13%高の95.744。

この日は米コロンブスデーのため、債券市場が休場した。

ドル/円 NY午後3時 112.98/113.01

始値 113.35

高値 113.41

安値 112.83

ユーロ/ドル NY午後3時 1.1487/1.1491

始値 1.1471

高値 1.1494

安値 1.1460

表はロイターデータに基づいています

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