January 27, 2017 / 7:23 AM / 3 years ago

来週のドル/円は神経質、日米中銀と米政権動向にらみ

[東京 27日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、神経質な展開が続くとみられる。日米の中銀イベントや、米国の重要指標の発表が予定されており、日米の景況感や金融政策の格差が意識されて底堅さが見込まれる一方、トランプ米大統領の保護主義姿勢への警戒感が重しになりやすい。

 1月27日、来週の外為市場でドル/円は、神経質な展開が続くとみられる。日米の中銀イベントや、米国の重要指標の発表が予定されており、日米の景況感や金融政策の格差が意識されて底堅さが見込まれる一方、トランプ米大統領の保護主義姿勢への警戒感が重しになりやすい。写真は都内で2009年11月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)

予想レンジはドル/円が113.00―116.00円、ユーロ/ドルが1.0550―1.0850ドル。

トランプ政権の政策を巡って、財政出動・減税による景気押し上げへの期待感と、保護主義的な側面への警戒感が交錯し、ドル/円が振らされる展開が続いた。

もっとも、日銀の金融政策決定会合(30─31日)と米連邦公開市場委員会(FOMC、1月31日─2月1日)が近づくことで「日米の景況感や金融政策の方向性の違いが、相場の意識に戻ってくるのではないか」(外為どっとコム総研の調査部長、神田卓也氏)とみられている。

このところの米指標は良好な数字が続き、FRB高官らのタカ派寄りの発言も目立っている。FOMC声明では「利上げに前向きな内容となれば、ドル買いが促されそうだ」(神田氏)という。

米国では、10─12月GDP速報値(27日)、PCEコアデフレータ(30日)、ADP全米雇用報告(1日)、ISM製造業指数(1日)、雇用統計(3日)など、重要指標が相次いで発表される予定だ。

これらの指標が良好で米金利が上昇すればドル/円は底堅いとみられる一方、米国サイドからのドル高けん制への警戒感も根強く「上げ幅は限られそうだ」(国内金融機関)という。

目先のドル/円はレンジ入りしたとの見方が多く、112円半ば─115円半ばが軸になるとみられている。

日本サイドでは、国債の中期ゾーン買い入れ見送りがあった日銀の真意について、金融政策決定会合後の会見で黒田東彦総裁がどのように説明するか関心を集める。市場ではテーパリングの思惑がくすぶるが、まだ距離があるとの受け止めが広がれば「ドル/円の重しが和らぎ得る」(別の国内金融機関)という。

日本ではこのほか、鉱工業生産などの指標発表のほか、企業決算が本格化する。

ユーロとポンドは反発基調にあったが、ショートカバーの範囲内とされ「上昇モメンタムは長続きしそうにない」(同)とみられている。

為替マーケットチーム

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