[東京 12日 ロイター] -
〔外為マーケットアイ〕
<08:12> ドル一時116円台、「悪い円安」を危惧する声も
ドルは115.81円付近。早朝の取引でドルは一時116.01円付近まで上昇した。116円付近では利益確定売りも流入し、目下弱含んでいるが、短期筋の間では押し目買いスタンスが主流だという。
前日の海外市場では、米国市場がベテランズデーでほぼ取引が無いなか、ドルが116.11円まで上昇し、2007年10月18日以来、7年1カ月ぶり高値を付けた。
前日の円売りは、「消費税先送り観測の浮上で、(日本の)財政再建が遅れるので円売り、という講釈のようだが、今のマーケットは理屈が後から付いてくるのが特徴」(外為アナリスト)だとされ、理由はどうあれ、短期筋は、「株を買って円を売っていれば儲かるからそうする」(同)のだという。
一方、エコノミストの間では、「悪い円安」を危惧する声もでており、円安によって輸入物価経由で、インフレ率のみが押し上げられ、消費が一段と冷え込み、景気は低迷したまま、というシナリオが目立ち始めている。
<07:43> きょうの予想レンジはドル115.20―116.40円、海外市場で7年1カ月ぶり高値
ドル/円は115.98円付近、ユーロ/ドルは1.2475ドル付近、ユーロ/円は144.66円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が115.20―116.40円、ユーロ/ドルが1.2420─1.2520ドル、ユーロ/円が143.80―145.10円。
前日はベテランズデーでニューヨークの外為市場、債券市場ともほぼ取引がない中、安倍首相が消費税増税延期を決断するかもしれないとの思惑が浮上し、円売りに弾みがついた。
ドルは一時116.11円と2007年10月18日以来の高値を付けたが、その後ニューヨーク市場の午後に入って、欧州通貨でドル売りが加速したことで、いったん115.01円まで急落した。
足元の市場は、「理由はどうあれ、株を買って円を売っていれば儲かるというながれになっている」(外為アナリスト)「116円台では利益確定売りも予想されるが、前日付けた116.11円を意識する流れとなるだろう」(同)という。
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