[東京 6日 ロイター] - ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 102.12/14 1.3658/62 139.48/52 正午現在 101.81/83 1.3665/69 139.13/17 午前9時現在 101.72/74 1.3667/71 139.03/07 NY午後5時 101.79/81 1.3666/68 139.09/13 午後3時のドル/円 は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べてド ル高/円安の102円前半。公的年金の運用改革に関する思惑や日経平均株価 の 上げ基調で円安に振れた。ただ、今晩の11月米雇用統計 の発表を前に新規 のポジション構築に慎重な向きも見られた。 午後、一部報道で、公的年金の改革を議論する政府の有識者会議の座長を務める東京 大学大学院の伊藤隆敏教授の発言が伝わると円安/株高に振れ、ドル/円は102円を回 復した。 ただ、市場では今晩の米雇用統計発表を前にポジション構築に慎重な向きが多い。大 手信託銀の関係者は、前日の海外市場で7―9月期米実質GDP改定値、週間米新規失業 保険申請件数がいずれも市場予想より良好だったにもかかわらずドル高進行が限られ、ニ ューヨーク時間終盤にかけてドル/円が軟調に推移した点に触れ、「雇用統計が強くても ドルが買われるかどうか分からない。ポジションは取りにくい」と話した。 米雇用統計へのドル/円の反応について、市場では米株の動向が鍵を握るとの見方が 目立つ。仮に強い数字が出て米金利が上昇しても、緩和縮小懸念から米株が崩れれば、リ スクオフの円買いが相場を圧迫する可能性が高いためだ。米雇用統計の発表後にドル/円 が上昇するのは「ナローパス(狭い道)」(大手邦銀)とみる向きもいる。 ロイター調査では、非農業部門雇用者数は前月比18万人増(前月20万4000人 増)、失業率は7.2%(前月7.3%)と予想されている。 (和田崇彦)
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