〔外為マーケットアイ〕
<18:09> ドル93.60円付近、介入「よほど異常でなければやるべきでない」民主最高顧問
民主党の藤井裕久最高顧問はロイターとのインタビューで、次期衆院選で民主党が政権を獲得した場合の為替政策は「相場は人為的に動かすものではなく、市場に任せるべき」とし、介入は「よほど異常な状態でなければやるべきではない」と述べた。日本の外貨準備運用は「ドルの信用が一番高いことは事実だ。信用あるもので準備するのは自然」として、現在のドル中心の運用を大きく変えるべきてはないとの認識を示した。
ドルは93.60円付近、ユーロ131.75円付近。発言の反応は特段なかった。
民主党「次の内閣」財務相の中川正春・衆議院議員は6月、ロイターとのインタビューで、1ドル=100円を割る為替水準は「円が高過ぎる」と発言していた。
<14:28> 円じり高、ドルやユーロの上値重く手仕舞いの動き
ドルは93.78円まで、ユーロが131.98円まで下落するなど、円がじりじりと上昇している。前日海外で円が大きく売られた後だけに、「(ドル/円やクロス円の)上値はやはり重いとの見方から、テクニカル的な投げが出始めている」(都銀)という。60円前半で下げ渋っていたNZドル/円も再び軟化し、現在は59円後半で取引されている。
<13:50> ドル93.86円まで下落、日経平均が上げ幅縮小
ドルは93.86円まで下落。一時は2%を超える上昇を見せていた日経平均.N225が、午後に入って1%程度まで上げ幅を縮小している。ユーロも132.08円まで下落するなど円買いが再び強まってきた。
<13:42> NZドル0.64ドル前半で一進一退、株価指数は上げ幅広げる
NZドル/米ドルは0.6405ドル付近と0.64ドル前半のもみあいとなっている。NZでは主要株価指数であるNZX50.NZ50が前日比1.3%程度の上昇と、フィッチの格付け見通し変更前の水準から小幅に上昇している。
<13:30> ドル94円割れ、NZの格付け見通し変更きっかけに小幅円買い
94円前半のもみあいとなっていたドル/円は、NZドル/円などの下げをきっかけに一時93.94円まで下落。ユーロ/円も132.15円ときょうの安値を更新するなど小幅に円買いが強まっている。NZドル/円は60円前半で下げ渋っている。
<13:18> NZドル0.6420ドル付近へ小幅切り返す、市場は冷静な受け止め
フィッチの見通し変更を受けてロイターデータで一時0.6407ドルまで下落したNZドル/米ドルが、0.6420ドル付近まで小幅反発。NZの格付けをめぐっては、5月下旬にムーディズが「安定的」で維持、S&Pも外貨建て格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げていただけに、市場では見通し変更の詳細を確認したいとする声が上がっている。
<13:04> NZドル急落、フィッチがソブリン格付けの見通しをネガティブに変更
NZドル/米ドルNZD=D4が0.64ドル前半へ急落。フィッチレーティングがNZのソブリン格付け見通しをネガティブに変更した。NZドルは対円でも60円半ばから前半へ下落している。
<12:25> ドル94.05円付近で上値重い、米CITが破産法申請の可能性との報道
ドルは94.05円付近で上値の重い展開。米CNBCは、経営が悪化している金融サービスの米CITグループCIT.Nが17日に破産法を申請する公算があると伝えた。しかし、米ダウ先物DJc18520ドル付近でほとんど反応がなく、市場では「(破産法申請は)織り込まれてきた」(外銀)とする声が上がっている。
CITは日本時間のきょう朝方、「短期的に政府の追加支援が受けられる可能性は低い」との声明を発表。破産法申請の可能性が高まっていた。
<12:00> 豪ドル0.79ドル後半で下げ一服、中銀は6月に95年以来最大の売り
豪ドル/米ドルAUD=D4は0.79ドル後半でもみあい。前日海外市場では株高などを背景に0.80ドル半ばと2週間ぶりの高値をつけたものの、その後は利益確定の売りに押されたという。
オーストラリア準備銀行(RBA)が16日に公表したデータでは、中銀が6月に差し引きで19億4000万豪ドルを為替市場で売却していたことが明らかになった。売却額は95年以来最大。中銀が「外貨準備の管理」とする通貨売却は7カ月連続。昨年2月から3月にかけて豪ドルが下落した局面では買い越しに転じていた。市場では「相場の上下動に合わせて売買しているだけで、あまり値動きへの影響はない」(外銀)とする声が出ている。
<11:15> ドル94.12円付近で下げ止まる、中国株はプラス転換
ドル/円は94.12円付近、ユーロ/円も132.45円付近で下げ止まってきた。第2・四半期の中国GDPの発表直後に一時小幅マイナス圏へ下落した上海総合指数は早くもプラス圏に持ち直し、3200付近と発表前の水準に値を戻した。GDPはロイターが集計した予想値を上回ったものの、「直前の報道通りの内容」(都銀)。一部報道を手掛かりに強含みは織り込まれていたとして、現状では「手の出しようがない」(邦銀)との声が上がっている。
<11:03> ドル94.20円付近、中国GDP受け上海総合指数.SSECが小幅マイナスに
ドル/円は94.20円付近で弱含み。第2四半期の中国GDP伸び率は、前年比7.9%とロイター予想の7.5%より上振れたが、京華時報は当局者の発言としてGDP成長率が前年比7.9%になったと報じており、これと同水準になった。また、市場には8%台との見方も出ていた。
上海総合指数.SSECは前日比プラスからマイナスに転じている。
<10:35> ドル94.30円付近、中国GDP待って様子見
ドル/円は94.30円付近。11時発表の中国第2・四半期GDP待ちで動きにくくなっているという。
京華時報が当局者の発言として、GDP成長率が前年同期比7.9%になったと報じた一方で「8%台の見方が出て、ドル/円は一時94.45円の高値をつけた。発表される数字次第では95円の上値を意識する展開になる」(国内金融機関)との声が上がっている。
<10:23> ドル94.30円付近、FOMC議事録で混乱ない出口戦略シナリオ浮上
ドル/円は94.30円付近で上値もみあい。堅調にスタートした日経平均.N225は9500円付近の上値が重く伸び悩んでおり、ドル/円やユーロ/円もやや上値が重くなってきたという。
米連邦公開市場委員会(FOMC)が発表した6月23―24日の議事録は、米国債などの資産買い入れについて、市場への影響が不透明なことから購入規模を据え置いたことが明らかにした。ロイヤルバンク・オブ・スコットランドのヘッドオブFXストラテジー、山本雅文氏は、8月、9月のFOMCでも国債買い取りを増額せず、8月末にも国債購入枠を使い切った後は買い取りを取りやめる可能性が高まったとみている。「金利が落ち着いており、あえて購入する必要が薄れている。国債買い取りをやめ、MBSも年末にも購入枠を使い切った段階で取りやめてバランスシートを徐々に縮小に向かわせ、混乱のない出口戦略を探るのではないか」(RBS、山本氏)とみている。
<09:29> ドル94円前半、米CITCIT.Nきっかけの売りが一巡
午前9時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ同じ94円前半で推移している。米CITCIT.Nが短期的に政府の追加支援を受けられる可能性が低いと通告されたと発表したことで94.08円まで下振れたが、売り一服となっている。
「CITの信用力はすでに破たんを織り込む水準まできており、為替へのインパクトは限定的」(国内銀行)との声が上がっている。その後、日経平均.N225が200円を超える上昇となっていることもあり、ドル/円はきょうの高値94.38円に顔合わせした。
中国紙は第2四半期の中国GDP成長率が、事前予想の前年比7.5%に対して7.9%になったと伝えた。「7.5%から8.0%くらいを市場は織り込んでおり、為替が大きく動くことはなさそうだ」(国内銀行)との見方が出ていた。
午前9時時点のクロスレートは、英ポンド/円GBPJPY=Rが154.86/92円、豪ドル/円AUDJPY=Rが75.57/63円、NZドル/円NZDJPY=Rは61.11/18円付近。
<08:28> ドル94.15円付近で下値もみあい、第2四半期の中国GDP伸び率予想は7.5%
ドル/円は94.15円付近、ユーロ/円は132.60円付近で下値もみあい。市場では、きょう午前11時に発表される中国の第2・四半期GDPの動向に注目が集まっている。米インテルINTC.Oの決算をきっかけに高まった主要国の企業業績の改善期待に加えて中国経済の回復が確認できれば、「ドル/円の戻り売り圧力を跳ね返す要因になる」(国内金融機関)と期待する声も聞かれる。
世界の主要金融機関は中国経済について、第2・四半期の成長率は前年比7.5%になると予想している。政府支出や銀行融資の拡大が自動車や住宅購入など民間セクターの活動を押し上げる見込み。
<07:48> きょうの予想レンジは93.60―94.60円、戻り売りで上値重い