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UPDATE 1-東京外為市場・午後3時=ドル94円前半、ボラ上昇で円キャリーの巻き戻しか

(内容を追加しました)
    [東京 13日 ロイター] - 
  
         ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円 
  午後3時現在 94.32/34  1.3357/61  125.99/03  
  正午現在   94.80/82  1.3356/60  126.62/66  
  午前9時現在 95.48/50  1.3343/47  127.41/45  
  NY午後5時 95.99/01  1.3337/38  128.05/09
    
  午後3時現在のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/
円高の94円前半。日経平均株価が大きく下落するなか、ファンド勢の売りが止まらず、
午後3時過ぎに94円を割り込み、日銀が「量的・質的金融緩和」に踏み切った4月4日
以来の安値をつけた。市場では円高進行は円キャリー取引の巻き戻しが原因との見方が出
ている。
    
    <ファンド勢の売り続く>
    
    ドル/円は欧州勢が参入する時間帯の午後3時過ぎに94円を割り込んだ。「中長期
プレーヤーはもう投げ切っていて、ポジションがスクエアになっているところが多いはず
だが、売りが止まらない」(大手邦銀)という。
    
    日経平均の終値は前日比843円安と今年2番目の下げ幅を記録。休場明けの上海総
合指数も2012年12月14日以来の安値をつける中で、「株の動向をみながらファン
ド勢が売り圧力を強めた」(同)といい、ドル/円は一時93.75円まで下落した。
    
    ドル/円が95円を割り込んできたことで、輸出企業の動向を気にする声も出始めて
いる。ある市場関係者は「社内レートを95円に設定している企業にとっては、このレベ
ルはアゲインストだ。今までは高をくくってまだ売らなくていいと言っていたところが焦
り始めるレベルなので、警戒が必要だ」と話していた。
    
    株安で円は主要通貨に対して上昇。豪ドル/円が2012年12月31日以来の89
円割れとなったほか、ユーロ/円も125.49円まで下落、4月16日以来の安値をつ
けた。
    
    <円キャリーの巻き戻し>
    
    円高進行の原因は何なのか。市場では「日銀への失望感」ではなく「円キャリートレ
ードの巻き戻し」が原因との見方が出ている。
    
    みずほコーポレート銀行マーケット・エコノミスト、唐鎌大輔氏は「オペの長期化が
見送られた程度で全世界的な調整のトリガーになるとは考え難い」と指摘。足元の円高・
新興国通貨安は「米連邦準備理事会(FRB) のスタンスがドル相場のボラティリティ
を高め、円ショートをホールドするリスクを高めた」ことにより、「調達通貨として年初
来積み上げられてきた円ショートが巻き戻された」ことが原因と推測している。
    同氏によると、円キャリー取引が盛り上がると外国銀行在日支店の本支店勘定におい
て資産(本国への貸付)が膨らむ傾向があるといい、実際、「4月時点の資産は7兆82
06億円と2009年3月以来の高水準に達しており、往時の水準には及ばないものの、
円キャリーの状況証拠は確かにある」と結論付けている。
    同氏は先行きについて「現状のようなヒステリックな地合いを前にFRBが量的緩和
(QE)縮小に踏み切ることはないだろう」との見方から、「来週の米連邦公開市場委員
会(FOMC)で当面のハト派スタンスが再確認されれば、株を中心とする市場に安心感
が戻り、極端な円高相場は回避されるのではないか」と予想している。
    
    <外債投資は依然慎重>
    
    財務省が発表した6月2日―6月8日の対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報
告機関ベース)によると、国内勢の外債(中長期債)投資は3869億円の売り越しとな
った。売り越しは4週連続で、機関投資家の外債投資は依然慎重姿勢のようだ。
    
    (ロイターニュース 志田義寧)
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