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為替こうみる:ドル/円予想を下方修正、来年にかけ円高圧力高まる=JPモルガン・棚瀬氏

[東京 7日 ロイター] -  <JPモルガン・チェース銀行 チーフFX/EMストラテジスト 棚瀬順哉氏>

JPモルガンは、先週の展望レポートで日銀が2%の物価目標達成時期見通しを従来の「2015年度を中心とする期間」から「2016年度前半」に先送りしたことを受けて、日銀が年内に追加緩和を行わないと予想を変更した。

インフレ予想が下振れても、緩和に踏み切らなかった日銀の先週の決定は、日銀の緩和姿勢が他国との比較で必ずしも強くない状況が長期化する可能性を示唆しているからだ。

他方、日米間のTPP交渉は目下大詰めを迎えており、近日中にTPAの議会での採決が行われる環境下で、ドル/円相場が大きく上昇すれば、国内産業保護を主張する一部の米議員からの反発が強まる可能性がある。このため、日米政府はドル/円の大幅な上昇を望んでいないと考えられる。

さらに、原油価格という不透明要素はあるものの、日本の国際収支の改善傾向は今後も継続すると考えられ、来年にかけて、円高圧力が高まると予想している。

以上に鑑み、JPモルガンは5月1日付で、ドル/円の予想レートを、今年9月が124円(従来予想:125円)、12月が121円(同:128円)、来年3月が123円(同:126円)にそれぞれ変更した。

来年3月に小幅な反発を見込んでいるのは、日銀の追加緩和が来年1月―4月の期間に実施されるとの見通しに基づくものだ。

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