[アルジェ 28日 ロイター] 石油輸出国機構(OPEC)のヘリル議長(アルジェリア・エネルギー・鉱業相)は、原油相場について、たとえ供給が潤沢でも1バレル=200ドルに到達するシナリオを排除しないとの見方を示した。ドル安が原油高を主導していることを理由に挙げた。28日付の政府系エルムジャヒド紙が報じた。
同紙はヘリル議長の記者団への発言を引用し、「200ドルへの上昇の可能性について質問を受けたエネルギー・鉱業相は、可能性を排除しないと述べた。その上で、現行水準からの上昇は、ドルの下落に連動すると説明した」と伝えた。
同紙はさらに、「ドルが1%下げるたびに、原油は1バレル当たり4ドル上昇する。もちろん、逆もまた然りだ」との議長の発言を報じた。