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アジア通貨動向(9日)=フィリピンペソとタイバーツが軟調、FRB議長発言受けドル高

 [シンガポール 9日 ロイター] 9日のアジア通貨市場は、フィリピンペソとタイバーツが軟調。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)が、景気回復が定着すれば、金融政策を引き締める必要があるとの見解を示したことを受け、ドルに買いが入っている。

 前日8日には、アジアの複数の国で中銀が自国通貨高抑制に向け介入を実施したが、インドネシアのムルヤニ財務相は9日、ルピア相場の特定水準を目指しているわけではないと述べた。

 フィリピンペソPHP=はドルに対して約0.3%下落し46.61ペソ。

 マニラのある市場関係者は「ショートカバーが出ている。大半の参加者は(ドルを)46.45ペソで売り、オーバーナイトでの動きを踏まえペソが一段安で始まると予想していた」と語った。

 ただペソは9月初めから4.6%上昇しており、インドネシアルピアIDR=と韓国ウォンKRW=を除いて、他のアジア通貨をアウトパフォームしている。

 モルガン・スタンレーのアナリスト、スチュワート・ニューナム氏とイー・ウェイ・チョン氏は「ペソはアンダーパフォームしていたが、その分を取り戻しつつあるる。バリュエーション、マクロ経済、および国際収支は、今後もペソが支援されることを正当化するが、アウトパフォームはしない」との見方を示した。

 アナリストはペソがドルに対して、年内には46.0ペソに、2010年末までには44.0ペソまで上昇すると予想している。

 タイバーツTHB=は軟調なアジア通貨全体の流れに追随し、下落した。

 タイや韓国などアジアの中央銀行は8日、自国通貨の急激な上昇を抑制するため、米ドル買い介入を行った。

 タイの銀行のディーラーは「タイを含むほぼすべてのアジアの中央銀行が前日市場介入を行ったことを受けて、バーツは午前の取引で、前日終盤の水準を若干下回る水準に下落した。ただ、ドルに対する弱気な見方は依然として変わっていない」と指摘した。

 一方、過去4日間でドルが売られすぎていることを受け、タイの輸出業者はドル売りを停止する可能性があるとの指摘も聞かれた。

 最近上昇していたシンガポールドルSGD=とマレーシアリンギMYR=は、対米ドルでユーロEUR=が下落した流れに追随した。

 あるトレーダーは「米ドル/リンギは小幅高だが、狭いレンジで取引されている。米ドル/シンガポールドルも上昇している」と指摘。「市場は、日本と米国の連休を控え利食い売りが出るかどうか、その手掛かりとしてユーロと豪ドルの動きを注視するだろう」と述べた。

 シンガポールドルは0.25%安の1米ドル=1.3927シンガポールドル。一方のリンギは約0.3%安となる1米ドル=3.398リンギ。

 シンガポール金融管理局(MAS)は12日の政策会合で、金融政策としているシンガポールドルSGD=の変動幅を据え置くと広く予想されている。

 *0547GMT(日本時間午後2時47分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。

 シンガポールドル    1.3921

 台湾ドル     32.221

 韓国ウォン     1164.75

 タイバーツ       33.30

 フィリピンペソ 46.48

 インドネシアルピア 9435.00

 インドルピー 46.42

 マレーシアリンギ 3.3920

 人民元         6.8256

原文参照番号[nSP67432](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nSP67432]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

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