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UPDATE1: アジア通貨動向(11日)=フィリピンペソが上昇、大統領選を受け

 [シンガポール 11日 ロイター] 11日のアジア通貨市場では、フィリピンペソが大統領選に対する期待から急伸している。

 他のアジア通貨は、欧州の緊急支援措置を受けて前日急伸した反動で、総じて朝方の高値から押し戻されている。

 フィリピンペソPHP=は1%強上昇し、1米ドル=45.005ペソ。フィリピン中銀は、ペソ高を抑制するためドル買い介入を実施した。

 フィリピン大統領選挙で、改革を訴えたベニグノ・アキノ上院議員が圧勝する見通しとなったことがペソの支援材料となっている。

 ペソはその後45.14ペソまで下落したが、市場関係者は、近く45ペソよりもペソ高水準に上昇すると予想している。

 ドル/人民元のノンデリバラブル・フォワード(NDF)は下落。

 中国人民銀行は10日発表した金融政策報告で、人民元を「通貨バスケットを参照」して管理する方針を表明。 人民銀行の夏斌・金融政策委員はこれについて、「通貨バスケット参照」への言及は、人民銀行が人民元をより柔軟に動かす用意があることを示唆しているとの認識を示した。  

 ドル/元NDF1カ月物CNY1MNDFOR=は、1ドル=6.7899元に下落。今後1カ月間の0.55%の元高進行を織り込んでいる。前日終値は6.7950元で、0.47%の元高を織り込んでいた。

 市場関係者によると、中国政府は、欧州債務危機の状況や資本流入が拡大しないかを注視しているとみられている。

 上海の欧州系銀行のトレーダーは「海外勢は人民元の柔軟性拡大が近いと考えているようだが、国内の市場関係者は、中国政府がユーロ圏の問題を引き続き見守るとみている」と述べた。

 ウォンKRW=は人民元の上昇観測を背景に一時0.6%高の1米ドル=1124.8ウォンまで上昇したが、韓国当局によるドル買い介入に対する警戒感から1135ウォンまで押し戻されている。

 あるディーラーは「最近の底からのウォンの反発がかなりの幅に達したため、投資家は上値追いに慎重だった。彼らは当局の動きを注視している」と述べた。

 シンガポールドルSDG=D3は一時、1週間ぶり高値となる1米ドル=1.3745シンガポールドルに上昇したが、その後はユーロの軟化につれて1.3849シンガポールドルまで押し戻された。

 中国人民銀行幹部のコメントを受け、人民元の上昇観測の高まりが当初シンガポールドル相場を押し上げたが、過去2営業日で1.5%上昇したため、介入懸念が上値を抑えた。

 バーツTHB=は1米ドル=32.30バーツ付近で横ばい。

 あるトレーダーは「この水準では、投資家はバーツのポジションを維持する一方、切り上げのうわさが出ている人民元の動向を見守っている。ユーロにより明確な方向感が出るかどうかにも注目が集まっている。国内の政治要因よりも外部要因がバーツの材料となっている」と述べた。 

 *0631GMT(日本時間午後3時31分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。

 シンガポールドル 1.3849

 台湾ドル    31.615

 韓国ウォン   1135.25

 タイバーツ    32.31

 フィリピンペソ 45.14

 インドネシアルピア 9100.00

 インドルピー 45.15

 マレーシアリンギ 3.2180

 人民元       6.8282

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