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UPDATE1: アジア通貨動向(9日)=バーツが2カ月ぶり高値、タイ中銀がインフレ警戒姿勢示せば一段高の可能性

 [シンガポール 9日 ロイター] 9日のアジア通貨市場では、タイ中央銀行の金融政策会合後の発表より前に、タイバーツが対米ドルで約2カ月ぶり高値をつけた。アナリストは、タイ中銀がインフレ警戒姿勢を継続すると市場が確信した場合、バーツ相場はさらに支援される可能性があるとみている。

 タイ中銀はこの日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、2.50%とした。

 アナリストらは、会合後のタイ中銀のコメントがバーツ相場にとって重要、とみている。

 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(香港)のチーフ為替ストラテジスト、クリストファー・ゴサード氏は「われわれは、中銀は最近のコメントのトーンを維持し、一段の引き締めに向かうと市場を確信させると予想する」と指摘。予想通りタカ派的発言が出れば、バーツを支援する、との見方を示した。

 ディーラーによると、タイ中銀はバーツ高抑制のためのドル買い介入を行ったもよう。バーツは2月に入ってから対ドルで1.8%上昇している。

 タイバーツの対ドル相場THB=THB=THは、輸出企業や外資系銀行からの需要を背景に1月13日以来の高値である30.24バーツまで上昇した。

 ただディーラーによると、タイ中央銀行がバーツ高に歯止めをかけるためのドル買い介入を実施し、バーツは30.30バーツよりも安い水準に押し戻された。

 韓国ウォンの対ドル相場KRW=KRW=KFTCは、輸出企業の決済需要やモデル系ファンドなどのオフショアの参加者の需要を受けて1113.5ウォンまで上伸し、2月21日以来の高値をつけた。

 ただ外為当局によるドル買い介入に対する警戒感が続く中、輸入企業のドル買いや投資家によるドルのショートカバーも入り、その後はウォンが上昇幅を削る展開となった。

 ソウルの外資系銀行のディーラーは「市場参加者は依然として1110ウォンを利益確定の水準とみている」と指摘した。

 フィリピンペソPHP=は対ドルで反発。前日の終盤やオフショア市場では不安定な値動きとなっていた。

 ペソは、フィリピン中銀がオンショアとオフショア市場の裁定取引を抑制する措置を検討しているとの見方から、一時弱含む場面があった。

 ドル/ペソの1カ月物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)PHP1MNDFOR=は43.43ペソ。中銀が検討する措置の狙いは裁定取引にかかわる投機的取引だけとの認識が広がり、ペソは、ニューヨーク市場でつけた安値の43.60ペソから値を戻した。

 中銀が前回介入したとみられる1ドル=43.25ペソに引き続きペソの上値抵抗線が形成されている一方、43.60ペソとの直近安値の43.90ペソが下値支持線となっている。

 *0600GMT(日本時間午後3時00分)のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。

 シンガポールドル   1.2692

 台湾ドル       29.355

 韓国ウォン    1115.50

 タイバーツ     30.32

 フィリピンペソ  43.42

 インドネシアルピア 8782.00

インドルピー    45.02

 マレーシアリンギ  3.0315

 人民元       6.5702

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