April 11, 2018 / 6:35 AM / 3 months ago

サウジの砂漠に9万年前の人の骨、アフリカ脱出史に新たな発見

[ワシントン 9日 ロイター] - サウジアラビアのネフド砂漠で出土した約9万年前のものとみられるホモ・サピエンスの指の骨の化石から、人類がアフリカを出て世界に拡散していった経緯が分かるとみられている。

 4月9日、サウジアラビアのネフド砂漠で出土した約9万年前のものとみられるホモ・サピエンスの指の骨の化石から、人類がアフリカを出て世界に拡散していった経緯が分かるとみられている。提供写真(2018年 ロイター/Ian Cartwright)

化石は成人の中指の骨で、アフリカや隣接する地中海東部のレバント地域以外で発見されたホモ・サピエンスの化石としては最古。また、アラビア半島で初めて発見された古代人の化石となった。

当時、ネフド砂漠地域は、淡水湖畔に草が茂り、野生動物の宝庫だったという。

人類が初めてアフリカに出現したのは約30万年前。ドイツのマックス・プランク研究所の人類学者Michael Petraglia氏は、これまで科学者らは、人類は6万年前、海産物を食糧に海岸を旅し、一度の迅速な移動でアフリカを出たと考えていたと指摘。今回見つかった長さ3.2センチの指骨により、人類がそれよりはるかに早くアフリカを離れていたことが示唆されたと述べた。

同氏は「この発見は、6万年前に一度でアフリカを離れたのではなく、はるかに複雑な移動のシナリオがあったことを示唆している。また、近年の一連の発見と併せて、ホモ・サピエンスは過去10万年前後の期間に多くの機会を捉えてアフリカを離れていたことが示唆される」と述べた。

さらに、移動は海岸でなく内陸だったことも示唆されているという。

研究論文は英科学誌ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション電子版に掲載された。

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