July 19, 2018 / 11:44 PM / a month ago

コムキャスト、フォックス事業買収を断念 ディズニーに軍配

[19日 ロイター] - 米ケーブルテレビ大手コムキャスト(CMCSA.O)は19日、メディア大手21世紀フォックス(FOXA.O)の娯楽資産を買収する計画を断念すると発表した。今後は英放送局スカイ(SKYB.L)買収に注力する考え。

 7月19日、米ケーブルテレビ大手コムキャストは、メディア大手21世紀フォックスの娯楽資産を買収する計画を断念すると発表した。写真はフォックス・スタジオの入り口。カリフォルニア州で6月撮影(2018年 ロイター/Mike Blake)

コムキャストの決定を受け、フォックス資産を巡り争奪戦を繰り広げていたウォルト・ディズニー(DIS.N)に軍配が上がった。

ディズニーは前月、フォックス資産に対する提示額を約710億ドルと、コムキャストの提案である現金660億ドルを上回る水準に引き上げた。ディズニー案を巡るフォックス株主による投票が27日に迫る中、コムキャストは買収合戦から撤退することを決めた。

今後スカイを巡る争奪戦が激化する可能性がある。コムキャストはスカイの株式61%取得に向け340億ドルを提示。スカイ株39%を保有するフォックスも同社の過半数株取得を目指しているが、現時点ではコムキャストの提示額が最高となっている。

関係筋によると、コムキャストがフォックス資産の取得を断念した背景には、同資産を巡る争奪戦がスカイの価値を増幅させている可能性があるとの懸念があった。また、買収価格が高過ぎる、米規制当局からの承認獲得に向けた資産売却に伴う減収に関することも懸念視されたという。

ニューストリート・リサーチのアナリスト、ジョナサン・チャプリン氏は、フォックスやスカイが付加価値の高い資産ではあるものの、「コムキャストにとり不可欠な資産ではないとの見方を裏付けた」と指摘。「スカイについても、取得に必死であることを示唆する水準まで提示額を引き上げる公算は小さい」との見方を示した。

コムキャストの決定を受け、同社株価は3%上昇。提示額をディズニー案を上回る水準に引き上げる動きに出なかったことで安心感が広がった。

ディズニーも3%上昇し、約1年ぶり高値を更新した。

フォックスは1.7%、スカイも2.6%下落した。

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