April 16, 2019 / 1:41 AM / in 8 days

鴻海の郭会長、第一線から退く計画 台湾総統選への出馬検討

[台北 16日 ロイター] - 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(2317.TW)の郭台銘(テリー・ゴウ)会長は16日、2020年1月の台湾総統選挙に出馬するかどうか検討していると明らかにした。

 4月16日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)会長は、2020年1月の台湾総統選挙に出馬するかどうか検討していると明らかにした。2015年12月に浙江省烏鎮市で撮影(2019年 ロイター/Aly Song)

郭氏は15日ロイターに対し、若い世代に昇格の機会を与えたいとして数カ月内に退任する考えを示していた。鴻海は16日、郭氏は会長職にとどまるものの、今後は日々の業務に関与せず、第一線から退くと表明した。

この日、米台関係40周年の記念行事に出席した郭氏は、どの政党から出馬する可能性があるか言及を控えたが、対中融和路線の野党・国民党なら党の通常の手続きに従うと述べた。その上で「できるだけ早く」決断すると語った。

郭氏は「2020年は台湾にとって鍵となる。(中国との関係が)緊迫しているのは、今後20年にわたる台湾の政治、経済、国防の方向性にとって転換点にあるからだ」とコメント、昨夜は自身に何ができるか一晩中、自問したという。

その上で「台湾には平和が必要だ。多くの武器を買う必要はない」と述べ、台湾には適度な自衛があれば十分だと指摘。「武器の購入費用を経済開発や人工知能(AI)、対米投資に使えば、平和への最大の保証になる」との考えを示した。

一方、国民党は声明を発表し、郭氏が50年以上にわたる党員であり、2016年には同氏の母親名義で4500万台湾ドル(150万米ドル)の無利子融資を党に提供したと明かし、同氏の党に対する「忠誠」を示していると指摘した。

同党は、郭氏が党の予備選に参加する資格があるのかを巡るメディアの質問に今のところ回答していない。

事情に詳しい関係筋によると、郭氏は総統選出馬に関する決断を早ければ16日中に表明する見込み。

鴻海の株価は16日、0.7%高で取引を終えた。

台湾証券取引所の関係者によると、企業幹部が総統選に出馬することに関連した規制はない。

郭氏は15日、会長を退任するかとのロイターの質問に対し、その方向に向かっているが、すべての決定は取締役会との協議が必要だとコメント。「どこからその情報を得たのか分からないが、基本的には、その方向に向かって取り組んでいる」と答えた。

また「4─5月の取締役会議では取締役会メンバーの新たなリストを示す」と述べ、役員の刷新も示唆した。

UOBケイ・ヒアン(香港)のエグゼクティブディレクター、スティーブン・レオン氏は、鴻海は郭氏やその指導手法に大きく依存しており、同氏が総統選出馬のため退任した場合、後任探しは非常に困難になると指摘。郭氏が出馬を表明すれば、鴻海にとっては悪いニュースだと述べた。

*内容を追加しました。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below