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鴻海の中国iPhone工場、大規模な抗議活動が収束=関係筋

[台北/上海 24日 ロイター] - 米アップルのサプライヤーである台湾・鴻海精密工業の中国河南省鄭州工場で起きている労働者の激しい抗議活動について、関係筋は24日、比較的大規模な抗議が収束したと明らかにした。

米アップルのサプライヤーである台湾・鴻海精密工業の中国河南省鄭州工場で起きている労働者の激しい抗議活動について、関係筋は24日、比較的大規模な抗議が収束したと明らかにした。資料写真、鴻海のロゴ、台北、2020年11月撮影(2022年 ロイター/Ann Wang)

紛争解決に向けて会社側は従業員と暫定合意に達し、工場での生産は継続しているという。ただ、より小規模な抗議に参加する従業員との対話は続いている。

iPhoneの主要生産拠点である同工場では今週、数百人の労働者による抗議活動が起き、一部の人が監視カメラや窓を破壊する映像も交流サイトに投稿された。

工場で働く従業員はソーシャルメディアで、賞与の支払いが遅れると会社側から知らされたと抗議の理由を説明。一部の従業員は、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た同僚と寮を共有することを余儀なくされたという。

鴻海は声明を発表し、工場の新入社員採用時に「技術的な誤り」があったとし、「コンピューターシステムの入力ミスを謝罪する。実際の給与は合意内容や募集ポスターに記載されているものと同じであることを保証する」と説明した。

その上で、従業員との対話を継続し、懸念や要求に対応するため最善を尽くすと述べた。

鴻海の複数の従業員はロイターに対し、鴻海は10月にコロナ感染拡大が初めて明らかになった際、感染した従業員とその濃厚接触者の住居に工場近くの集合住宅を使用したと訴えた。

アップルは工場にスタッフを置いており、「従業員の懸念に対処するため鴻海と密接に協力している」と説明した。

複数の物言う投資家(アクティビスト)はロイターに、今回の抗議活動はアップルが中国に依存することに伴うリスクを示したと指摘。企業の説明責任を追及する非営利団体「SumOfUs」のシニアマネジャー、クリスティーナ・オコネル氏は「(消費)市場としても、生産拠点としても、アップルの中国への極端な依存は非常にリスキーだとわれわれは考えている」と述べた。

24日の鴻海株は0.5%高で終了。台湾市場の主要株価指数は1.2%上昇だった。

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