[チェンナイ(インド) 21日 ロイター] - 米アップルのサプライヤーである台湾の鴻海科技集団(フォックスコン)がインド南部チェンナイ近郊に保有する工場で食中毒問題に端を発した抗議活動があり、週内は閉鎖が続く見通しだ。3人の政府筋が21日、ロイターに明らかにした。
フォックスコンとアップルからはコメントを得られなかった。
チェンナイを州都とするタミルナドゥ州の高官は「工場は18日から操業を停止しており、26日まで閉鎖される」と述べた。このほか2人の州高官も工場の操業停止を認めた。
食中毒は先週発生し、150人の従業員が入院。警察当局者によると、工場の従業員はこの数カ月間、食中毒などの問題を訴えていたという。
この工場では「iPhone12」を製造。地元メディアは21日、関係筋の話として、アップルが最近、同工場でフラッグシップモデル「iPhone13」の試作を開始したと報じた。
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