[台北 30日 ロイター] - 米アップル製品などの受託生産大手、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の2020年第4・四半期決算は、「iPhone12」の販売が好調だったにもかかわらず減益となった。
純利益は459億7000万台湾ドル(16億1000万米ドル)で前年比4%減少。リフィニティブがまとめたアナリストの予想平均(508億9000万台湾ドル)も下回った。
売上高は15%増加。スマートフォン(スマホ)など消費者向け電子製品の売上高が15%以上増加したことが寄与した。消費者向け電子製品部門でスマホは63%を占めたという。
ホンハイはこれまで、第4・四半期の売上高を前年比3%減─3%増と予想。2021年の売上高はスマホや、テレワーク関連製品需要に支えられ10%程度伸びるとの見通しを示していた。
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