[パリ 20日 ロイター] - フランス中銀のフランソワ・ビルロワドガロー総裁は20日、フランスや欧州は循環的な景気下降局面には入っていないとの認識を示した。
欧州では弱い経済指標が相次いでおり、市場関係者は、一時的な低迷なのか、中・長期的な低迷なのかを見極めようとしている。
総裁はフランス・アンテール・ラジオとのインタビューで「(景気が)減速しているのは、国際的な環境がやや良好さを失っているからで、また特に、昨年の経済が、数年にわたる危機を穴埋めする形で極めて力強く拡大したためだ」と発言。「循環的な下降局面には入っていない」との認識を示した。