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仏経済、今年は6%成長 規制緩和で消費活発=INSEE予測

 7月1日、フランス国立統計経済研究所(INSEE)は1日、今年の成長率を6%と予想した。写真はパリで5月撮影(2021年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

[パリ 1日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)は1日、今年の成長率を6%と予想した。消費が活発で年末までに経済が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)前の水準に回復するとの見込みを示した。

INSEEの予測は、財務省よりも楽観的。財務省は、今年の成長率を5%と予想し、感染力の強い「デルタ株」の拡大を巡り不透明感があるとしている。

INSEEは1日発表した経済見通しで、第2・四半期の経済活動が予想以上だったと指摘し、5月中旬に3回目のロックダウン(都市封鎖)が解除され、その後さらに規制が緩和されるに伴い、力強い回復がみられると述べた。

フランスでは5月に小売り業で必要不可欠でない部門の営業が再開されたのをきっかけに消費が急拡大し、さらなる規制緩和で、勢いは保たれている。

INSEEによると、経済は5月時点でパンデミック前と比べて4%縮小しているが、縮小幅は年末までに0.1%に縮小する見込み。第3・四半期は前期比3.4%増、第4・四半期は同0.7%増と予想した。

労働市場も年内にパンデミック前に戻るとし、年末にかけ就業者が30万人増えると予想。失業率はおおむね横ばいで推移し年末時点で8.2%と予想した。

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