[パリ 7日 ロイター] - IHSマークイットが発表した3月のフランスのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.2と、前月の45.6から上昇した。速報値の47.8から上方修正された。
新型コロナウイルスの感染拡大で制限措置が強化されたが、PMIは上昇しており、一定の安心感が広がっている。
PMIは50が好不況の分かれ目となる。
サービス業と製造業を合わせた3月の総合PMIは50.0と、前月の47.0から上昇。速報値の49.5から上方修正された。
IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は「PMIは6カ月連続で50を下回っていたが、今回は民間セクター全体で50となった」と指摘。
「最近パリにロックダウン措置が再導入されたことが、若干の圧迫要因となったが、業況感の底堅さは、企業が長期的な視野で経済活動の再開拡大に備えていることを示している」と述べた。
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