[パリ 24日 ロイター] - IHSマークイットが発表した7月のフランス総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.7と、6月の52.7から低下し2カ月ぶりの低水準となった。
ロイターがまとめた市場予想は52.5だった。
サービス部門PMIは52.2で、6月の52.9から低下。製造業PMIも51.9から50.0に低下した。サービス、製造業ともに市場予想を下回った。
IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は「6月(の総合PMI)は7カ月ぶりの高水準だったが、第3・四半期の始まりはやや減速した。これは、新規受注の伸びが鈍化したためだ。地政学的緊張が続くなか、製造の販売が減少局面に入った」と述べた。総合PMIは歴史的にみて依然低迷している上、7月に低下したことで、長期的水準への急回復期待が後退したと指摘した。