[パリ 23日 ロイター] - IHSマークイットが23日発表した6月のフランスの総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は57.1で、前月の57.0から上昇した。ただ、ロイターがまとめたエコノミスト予想の平均59.0には届かなかった。
それでも、昨年7月以来の高水準となり、好不況の分かれ目となる50も大幅に上回った。新型コロナウイルスの感染抑制策が緩和され、サービス業が好調だった。
IHSマークイットのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「ワクチン接種が進み、企業は景気回復に自信を深めている」と指摘。「6月も需要が力強く伸び、雇用も持ち直した」との見方を示した。
サービス部門PMI速報値は57.4となり、前月の56.6から上昇。2018年1月以来の高水準を付けたが、エコノミスト予想(59.4)は下回った。
製造業PMI速報値は前月の59.4から58.6に低下。エコノミスト予想の59.0も届かなかった。
Reporting by Leigh Thomas; Editing by Catherine Evans
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