[パリ 6日 ロイター] - IHSマークイットが発表した2020年12月のフランスの総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.5と、前月の40.6から改善した。速報値の49.6から小幅に下方修正されたが、好不況の分かれ目となる50に迫り、8月以降で最高となった。
11月は2回目のロックダウン(都市封鎖)で打撃を受けたが、12月は規制が解除となり、サービス業の活動が増えた。
IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は「新型コロナウイルス危機は終わっていないが、企業は2021年に状況が改善すると楽観している。ワクチン接種で新規受注の増加が見込まれている」と指摘。
「このため、雇用の増加と、新型コロナ前の経済活動の水準に向けた回復を予想できる」と述べた。
12月は1カ月にわたるロックダウンが解除されたが、カフェ、ホテル、文化施設の休業は続いた。
12月のサービス部門PMI改定値は49.1と、前月の38.8から改善。速報値の49.2からは小幅に下方修正された。
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