[パリ 19日 ロイター] - IHSマークイットが発表した2月のフランスの総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は45.2で、前月の47.7から低下し、3カ月ぶりの低水準となった。市場予想の47.5も下回った。
新型コロナウイルス流行に伴う制限措置により、サービス部門が打撃を受けた。
PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。
サービス部門PMIは前月の47.3から43.6に低下。こちらも3カ月ぶりの低水準となったほか、予想の47.0も下回った。
一方、製造業PMIは前月の51.6から55.0に上昇。3年ぶりの高水準となったほか、予想の51.4も上回った。IHSマークイットによると、製造部門は新規受注の増加に後押しされている。
IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は「新型コロナ危機が続く中、今回のPMIデータは仏民間部門が引き続き苦境にあえいでいることを示している」と述べた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」