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マクロン仏大統領、議会過半数割れで政権運営・改革推進が困難に

[パリ 20日 ロイター] - 19日のフランス国民議会(下院、577議席)選挙の決選投票でマクロン大統領率いる中道の与党連合は245議席の獲得にとどまり、安定過半数(289議席)を大きく割り込んだ。大統領が掲げる経済改革推進には、他党との連携が必要となる。

 6月20日、フランス国民議会(下院、577議席)選挙の決選投票でマクロン大統領率いる中道の与党連合は245議席の獲得にとどまり、安定過半数(289議席)を大きく割り込んだ。写真は12日に行われた第一回投票で、ルトゥケの投票所のブースに入るマクロン大統領。代表撮影(2022年 ロイター)

マクロン大統領は連立政権か法案ごとに野党と協議する少数与党政権かの選択を迫られる。いずれの合意もなければフランス経済の混乱は避けられない。

オリビア・グレゴワール政府報道官はラジオで「複雑になるだろう。われわれは議会の穏健派に連携を呼びかける」と述べた。

選挙の最終集計結果によると、急進左派のメランション氏率いる左派連合「人民環境社会新連合」(NUPES)は131議席で野党最大勢力となった。マリーヌ・ルペン氏率いる極右「国民連合(RN)」は89議席、保守派の共和党は61議席を獲得した。

バークレイズのフィリップ・ギュダン氏は「このように分裂した議会は政治の膠着につながる可能性が高く、改革推進は大幅に遅れるだろう」と指摘。「欧州におけるフランスの地位が低下し、既に弱い財政のリスクになる可能性がある」と述べた。

マクロン大統領に近い関係筋によると、同氏は新議会で会派を形成できる全ての党を招いて21─22日に協議を行う見通し。

急進左派や極右の有力者からは、ボルヌ首相の退陣を求める声も上がっている。

グレゴワール報道官は、マクロン大統領が近く内閣改造を行うと述べた。

大統領が共和党との連立を模索するか、もしくは少数与党政権を選ぶかが焦点の1つとなる。

共和党のジャコブ党首は野党にとどまる考えを示し、この立場は「ほぼ全員一致」としている。ただ、一部の有力議員は政権と協力してキングメーカーになるべきとの見方を示唆している。

与党連合と共和党は退職年齢引き上げや原子力への支持など経済政策の相性が良く、両勢力の議席を合わせれば過半数を上回る。

*システムの都合で再送します。

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