March 15, 2019 / 6:12 AM / 6 days ago

仏カマンベールチーズ生産者、殺菌牛乳使う製法の品質保証に反対

 3月14日、カマンベールチーズの原産国フランスの議会で、チーズの品質表示ラベルを巡る論争が起きている。低温殺菌した牛乳を使用し工場で作られたカマンベールにもこのラベルを認める案が提出されたのに対し、生乳による伝統製法への限定を求めるリシャール・ラモス議員(写真)が、他の議員にサンプルを配り反対をアピールした。13日撮影(2019年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[14日 ロイター] - カマンベールチーズの原産国フランスの議会で、チーズの品質表示ラベルを巡る論争が起きている。低温殺菌した牛乳を使用し工場で作られたカマンベールにもこのラベルを認める案が提出されたのに対し、生乳による伝統製法への限定を求める議員が、他の議員にサンプルを配り反対をアピールした。

フランスには、伝統的な製法で作られた質の高い食料品を広く一般の消費者に知ってもらうために作られた品質保証制度として「原産地呼称統制(AOC)」がある。カマンベールチーズの品質表示ラベルは通常、ノルマンド種の乳牛の生乳を使用し、手作業ですくい取るなど伝統製法で造られたもののみに認められている。

この中で、低温殺菌した製法へのラベル付与に反対を唱えるリシャール・ラモス議員は「(認められれば)コカ・コーラのようなことになる。世界のあらゆる場所であらゆる古いカマンベールチーズが食べられ、どれも同じ味になる。それは、カマンベールチーズの死を意味する」と主張した。

カマンベールチーズの主要産地であるノルマンディーの酪農家、シャルル・ブレアンさんも同様の懸念を表明。「低温殺菌牛乳が認められれば、品質表示ラベルの終わりを意味することになる。カマンベールチーズの98%に低温殺菌牛乳が使用されることになり、発祥地とのつながりが失われるからだ」と述べた。

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