[パリ 13日 ロイター] - フランスのルメール財務相は13日、ドイツのリントナー新財務相と初めて会談し、経済政策で両国が緊密に連携していく方針を確認した。会談後の共同記者会見で述べた。
ルメール財務相はリントナー財務相を長年の友人と呼び、欧州連合(EU)内に銀行同盟および資本市場同盟をできるだけ早期に構築する必要があると述べた。また、今後数カ月間の主なリスクとして、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)再発、部品や原材料のボトルネック、インフレなどを挙げた。
一方、欧州の電力市場における原子力エネルギーの役割を巡っては両国の意見の隔たりは大きかった。
仏は、EUの新たな事業分類(タクソノミー)において、原子力が持続可能なエネルギーに振り分けられることを望んでいる。一方、多くのEU加盟国はすでに原子力を放棄しており、太陽光や風力などの再生可能エネルギーへの資金援助をEUに要請している。
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