[パリ 5日 ロイター] - フランスのフィリップ首相は5日、フランス国有鉄道(SNCF)改革を巡り政府が引き下がることはないと述べ、強気の姿勢を示した。国鉄の労働組合は政府の姿勢を傲慢だと非難し、計画通りさらなるストライキを実施すると表明した。
国鉄の4主要労組は3カ月間で計36日のストを計画。既に過去2日間にわたってストが実施され、鉄道サービスがまひしたばかり。労組は次回のストを8日に実行するとしている。
フィリップ首相は手厚い終身雇用契約での雇用をやめる政府案について「交渉の余地はない」と指摘。4労組の中で最も穏健なCFDTも、政府の姿勢については受け入れられないとしている。
CFDTの代表者ローラン・ベルジェ氏はテレビ局BFMに対し「政府案は受け入れられない」ため、8日に予定される次回ストに参加する意向を示した。