[パリ 19日 ロイター] - 「フランスのスパイダーマン」として知られるフリークライマーのアラン・ロベールさん(60)が19日、年金受給開始年齢の引き上げに反対するデモ隊に支援を示すため、パリ近郊にある高さ150メートルの高層ビルを命綱なしで登った。
ロベールさんは挑戦に先立ち、年金改革に反対する人たちに支持を示すために来たとロイターに述べ、「セーフティーネットなしで登り、マクロン(大統領)に地に足を着けろと言いたい」と語った。
ロベールさんも、新型コロナウイルス禍で収入が減少したこともあり、年金改革を受けてより長く登り続けなければならないと述べた。
この改革でフランスの年金受給開始年齢は62歳から64歳に段階的に引き上げられる。
*写真を差し替えました。
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