[ベルサイユ(フランス) 28日 ロイター] - フランスのベルサイユ宮殿で27日、舞踏会が開かれ、高く盛り上げたかつらや18世紀の華やかな衣装をまとった約630人の招待客がロイヤル・ファンタジーを楽しんだ。
参加料金は1人150―510ユーロ(最大6万2000円)。最も高額なチケットでは、宮殿全体の見学や、王妃マリー・アントワネットの部屋でのプライベートコンサートへの出席が可能となった。
海外からの訪問者も多かった。フランスのファッションや歴史に関心を持つ米ヒューストン出身の美容師、コーディー・ジェフリーズさん(37)は自分で縫った緑のチュニックとクリーム色のベストを着用。「ここに来るのをずっと夢見ていた。ついに実現できた」と興奮冷めやらぬ様子だった。
ゲストらはルイ14世とアントワネットの私室や、ルイ15世の愛人ポンパドゥール夫人の礼拝堂やアパルトマンなど、普段は一般公開されていない場所を見学することができた。
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