October 10, 2018 / 1:38 AM / 10 days ago

政策巡る世界的な混乱回避には透明性が鍵=NY連銀総裁

[ヌサドゥア(インドネシア) 10日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は10日、米経済の好調を背景に連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続する中で、政策を巡って世界的な市場の混乱や誤解を避けるには、透明性とオープンなコミュニケーションが鍵になるとの認識を示した。

 10月10日、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米経済の好調を背景に連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続する中で、政策を巡って世界的な市場の混乱や誤解を避けるには、透明性とオープンなコミュニケーションが鍵になるとの認識を示した。写真はカリフォルニア州サンフランシスコで2016年9月撮影(2018年 ロイター/Stephen Lam)

総裁は、当地で開かれたインドネシア中央銀行とニューヨーク連銀主催の会議で講演し、FRBが段階的な利上げを継続するとの見通しをあらためて示した。

米経済の現状については、労働市場は「非常に力強い」状態で、インフレが過度に高進する兆候は見られないとした。

その上で、FRBの金融政策が世界経済に影響を及ぼし、米国に跳ね返ってくると認識することが、「私が経済見通しや金融政策の適切な道筋を考える上で非常に重要な役割」を果たすと言明。

「相互につながった世界で政策立案の重要な教訓となるのは、強固で安定した経済の実現という共通目標の妨げとなり得る誤解や市場の混乱、不安定性を最小限に抑えるため、透明性とオープンなコミュニケーションが不可欠だということだ」との考えを示した。

FRBによるここ3年近い金融の引き締めが新興国市場からの資本流出の一因となり、今年は特にトルコやアルゼンチンの通貨が急落している。

総裁は段階的で予測可能な利上げを行っていくことが、新興国市場の意図せぬボラティリティーを最小化するための「最善の解決策」になると述べた。

インドネシア中銀のペリー・ワルジヨ総裁は同じ会議で、FRBは引き続き、米金融政策の変更が新興国市場に与える影響に「留意」すべきだとの考えを示し、予測可能な金利の道筋に支持を表明した。

インドネシアの経済成長は依然として比較的力強く、インフレも低いものの、通貨ルピアを支援するため、中銀は5月中旬から150ベーシスポイントの利上げを余儀なくされている。

ワルジヨ総裁は、世界的なボラティリティーが低下すれば、政策対応を決定する上で有用との考えを示した。

ウィリアムズ総裁はまた、これまでのところ、米経済とFRBの「物価安定と雇用の最大化」という目標に対する米中貿易摩擦の影響は大きくないとしながらも、貿易摩擦の激化が投資決定や雇用に影響しているという事例は見られると指摘した。

*内容を追加しました。

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