August 2, 2019 / 12:45 AM / 24 days ago

米インフレ期待が低下、FRB議長の長期利下げに否定的な姿勢で

 8月1日、の米債券市場で、投資家の期待インフレ率とされるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が6週間半ぶりの低水準を付けた。写真はパウエル議長、7月にワシントンで撮影(2019年 ロイター/Leah Millis)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 1日の米債券市場で、投資家の期待インフレ率とされるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が6週間半ぶりの低水準を付けた。連邦準備理事会(FRB)は前日に10年半ぶりの利下げを決定したが、パウエル議長が本格的な緩和サイクルに入っていないと示唆したことが背景。

アナリストによると、トランプ米大統領が3000億ドル相当の中国製品に対する10%の追加関税を9月1日付で発動させると発表したことを受け、インフレ率が将来的にFRBの目標である2%まで上昇するかどうかについて、投資家の疑念がさらに強まった。

TD証券の上級金利ストラテジスト、ゲナディー・ゴールドバーグ氏は「投資家は失望した。FRBが背中を押してくれてはいないと感じた」と指摘した。

パウエル議長は7月31日の記者会見で今回の利下げは「長期的な利下げ局面の始まりではない」と言明。

トレードウエブとリフィニティブのデータによると、1日の取引で、物価連動国債(TIPS)と通常国債の利回り差であるBEIは10年物が一時1.682%と、6月17日以来の低水準を付けた。終盤の取引では1.691%と、前日比で8ベーシスポイント(bp)低下。

期間5年のBEIは1.474%と、こちらも6月半ば以来の低水準を付けた。取引終盤では前日比約9bp低下の1.483%。

パウエル議長やその他のFRB当局者らは低インフレの長期化に警戒感を示してきた。低インフレ長期化は利下げを検討する際に考慮される材料であることから、一部のトレーダーは7月30─31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で50bpの利下げが決まると予想していた。

ソシエテ・ジェネラル(ニューヨーク)の米金利戦略部門責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は「FRBが期待外れの決定を下したことが問題だ」と述べた。

それでもなお、金利市場は9月の次回FOMCでの追加利下げを高い確率で織り込んでいる。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below