[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクオールズ副議長は6日、米経済の成長は依然として底堅いとした上で、世界経済に関しては中国経済の減速傾向や現在行われている通商協議の影響などが最大の関心事だとの見方を示した。
副議長は当地で行われたイベントで、向こう3─6カ月の世界経済の動向や、米通商政策が中国と欧州に及ぼす影響に最も関心を寄せていると述べた。
また「米経済への潜在的な影響を考えると、中国は現在、下降気流の状態だ」と指摘。米国の見通しについては、特に労働市場の状況を踏まえると「依然として非常に堅調だ」との認識を示した。