March 26, 2019 / 12:52 AM / a month ago

FRB、短期国債の保有割合引き上げ検討すべき=米地区連銀総裁

[香港 26日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は26日、米連邦準備理事会(FRB)は、景気低迷時の選択肢を増やすため、保有資産における短期国債の割合の引き上げを検討すべきだとの考えを示した。

 3月26日、米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は、米連邦準備理事会(FRB)は、景気低迷時の選択肢を増やすため、保有資産における短期国債の割合の引き上げを検討すべきだとの考えを示した。2013年にニューヨークで撮影(2019年 ロイター/Keith Bedford)

米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁とフィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁もここ2日間、FRBはどの債券を保有すべきかやその理由について述べている。

ローゼングレン総裁は当地での講演で、短期債保有は、将来危機が発生した場合にFRBの対応を手助けすると指摘。バランスシートを拡大することなく金利引き下げのための長期債との交換が可能になると説明した。

「米国債の割合を拡大し、資産として保有する債券の期間をより速いペースで短くすることは、正常化のプロセスにおいて重要な目標かもしれない」と指摘。次回経済が大幅に減速した時、バランスシート上の資産の満期を伸ばすための措置を講じるにあたりFRBに柔軟性を与えると説明した。

景気後退(リセッション)時に金利はゼロ近辺の下限に達する可能性が高く、資産買い入れが選択肢になると指摘した。

「2018年末の金融市場のボラティリティ―は、FRBのバランスシート政策が一部要因だとの指摘があるが、そうは思わない」と述べ、FRBのバランスシート縮小はかなり段階的で、株価の上昇や下落局面では、それとほぼ同じ道筋で進められていると説明した。

また、準備預金の水準を維持するため、リセッション時でなくても資産買い入れを決定する必要があるかもしれないと指摘した。政策当局者は現在、超過準備預金に対して支払う金利により金利水準を調整しているが、FRBが管理できない要因によりこれは今後低下する可能性がある。

総裁は「公共の利益追求のためにFRBがバランスシートを活用する利点について市場関係者、議会、一般の人々が今よりも安心できるようになることが重要だ」と説明した。

第1・四半期の成長率は「かなり弱い」と見込んでいるが、その後3四半期は2─2.5%により近い水準になるとの見通しを示した。

FRBの休止は「責任ある行動」だったと認識している一方で、リセッションの予兆とされる長短金利の逆転現象「逆イールド」を投資家は深読みすべきでないと指摘した。

「われわれはインフレと戦っているのではなく、インフレ期待を十分に抑制しようとしているのであり、これは、これまでの(景気)サイクルでみられた経済環境と非常に異なっている」とし、イールドカーブの形状から一部の人ほど情報を得ようとはしていないと述べた。

*内容を追加しました。

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