[ロンドン 12日 ロイター] - 英研究チームは12日、赤毛や色白、そばかすが現れる遺伝子をもつ人々は、太陽の光線に21年間さらされたのと同じくらい皮膚がんのリスクが高まるという調査結果を発表した。
学術誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された内容によると、赤毛やそばかすだらけの白い肌が現れる遺伝子変異は、皮膚がんを引き起こす突然変異に結びつくケースが多いことが分かった。中でも「色白」になるMC1R遺伝子が問題で、これだけでリスクが高まることを突き止めたという。
調査の共同責任者である英ウェルカム・トラスト・サンダー研究所のデービッド・アダムス氏は「赤毛の人が皮膚がんになりやすいことは知られていたが、特定の遺伝子が皮膚がんになる突然変異と関連していることが初めて証明された」と語った。
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