[2日 ロイター] - 米液化天然ガス(LNG)輸出2位のフリーポートLNGが、長期稼働停止中のテキサス州の輸出プラントについて、LNG積み込み再開に向けて連邦エネルギー規制委員会(FERC)の承認を申請したことが、FERCへの提出文書で2日明らかになった。フリーポートは3日までの回答を求めている。
フリーポートの輸出プラントは、昨年6月に火災で稼働を停止。連邦当局が大規模な安全検査を終え、その結果講じられる改善措置を承認するまで再稼働は禁止されている。
フリーポートは文書で、「ドック1LNGの荷積み作業が再開すれば、通常通りにLNG船舶の接岸や積み込み作業も再開できる」と述べた。
フリーポートは日量約21億立方フィートの天然ガスを処理し、LNGを製造することができる。これは、米全体の1日のガス生産の約2%に相当する。
ただ、アナリストは、3月中旬以降までフル稼働はできないとの見方を示している。
東京電力ホールディングスと中部電力が共同出資する発電最大手JERAは今週、3月末までにフリーポートの輸出プラントからのLNG輸入ができると見込んでいないと発表した。JERAはフリーポートの大口顧客5社の一つ。
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