[3日 ロイター] - 米国2位の液化天然ガス(LNG)輸出会社フリーポートLNGは3日、運輸省パイプライン・有害物質安全庁(PHMSA)と合意し、テキサス州クインターナのプラントが10月に一部操業を再開することが可能になったと発表した。
クインターナ・プラントは、米国産LNG輸出の約20%を供給している。同プラントでは6月8日に爆発と火災が発生し、稼働を停止していた。
フリーポートは、クインターナ・プラントの一部再開に向けて是正対策などを講じるとし、PHMSAと合意。「安全管理や保守点検作業の改善などを実施していく」と述べ、是正対策に関する詳細は明らかにしなかった。
関係当局によると、6月に発生した爆発は、パイプラインに過剰な圧力がかかったことが原因。クインターナ・プラントは年末までフル稼働できない見通しという。
同プラントでは3カ所のトレイン(液化施設)、2基のLNG貯蔵タンク、LNG積込みドックを再稼働する。これに伴い、クインターナ・プラントは、日量約20億立方フィートのLNGを供給でき、長期契約を締結している既存顧客との契約を十分に履行できるとしている。
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