[ニューヨーク 21日 ロイター] - クラウドベースの顧客管理システムなどを手掛けるフレッシュワークスは21日、米国での新規株式公開(IPO)の公開価格を仮レンジより高い水準に設定し、10億3000万ドルを調達したと明らかにした。
オフィス出勤とリモートワークを組み合わせたハイブリッド勤務の広がりで同社製品への需要が高まる中、企業価値は101億3000万ドルと評価された。
フレッシュワークスは公開価格を1株当たり36ドルに設定した。これまでは、32─34ドルに引き上げた仮レンジの上限で9億6900万ドルを調達する見通しだった。
フレッシュワークスは2010年にインドで創業され、ベンチャーキャピタルのアクセルやセコイア・キャピタルが出資。セールスフォース・ドット・コムと競合関係にある。
顧客管理システムのほか、人工知能(AI)を活用したカスタマーサポート向けチャットボット(自動応答システム)、コールセンター向けソリューションなどを手掛ける。
株式はナスダックで22日に取引が始まる。
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