May 8, 2015 / 4:52 AM / 5 years ago

富士重、今期収益予想は4年連続最高に、米生産能力増強を前倒し

[東京 8日 ロイター] - 富士重工業(7270.T)は8日、2016年3月期の連結営業利益が前期比18.9%増の5030億円になる見通しと発表した。同社の主力市場である北米での販売好調が寄与し、4年連続で過去最高益となる見込み。米国での生産能力増強の時期も、計画を前倒しして実施することを決めた。

 5月8日、富士重工業は、2016年3月期の世界販売は前期比1.9%増の92万8000台を計画すると発表した。このうち、北米は同5.3%増の60万台、日本は同11.4%減の14万4000台をそれぞれ見込む。写真は、富士重工業の吉永泰之社長、2014年11月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

トムソン・ロイターの調査によると、アナリスト23人の今期の営業利益の予測平均値は5237億円で、会社予想はこれを下回っている。

北米市場では、利益率の高いスポーツ用多目的車(SUV)の販売が伸びており、「フォレスター」や「アウトバック」など主力車種の販売好調が貢献する。

今期の想定為替レートは1ドル=118円(前期は108円)、1ユーロ=125円(同140円)。営業利益予想に対し、為替の影響が827億円押し上げ要因となる。

今期の連結売上高予想は同5.3%増の3兆0300億円、純利益は同28.7%増の3370億円。

<北米で売る車が足りない>

会見した吉永泰之社長は「とにかく(北米で販売する)車が足りない」と指摘。北米での好調を受け、「このタイミングで米国工場(スバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ=SIA)での生産能力の増強時期を前倒しする」と表明した。

当初は2020年度にSIAを40万台体制とする計画だったが、16年末に39万4000台に増やす。同年末のグローバルでの生産能力は102万6000台となる予定。

今期の世界販売計画は同1.9%増の92万8000台。内訳は、北米が同5.3%増の60万台、日本は同11.4%減の14万4000台をそれぞれ見込む。

一方、今期の配当は未定としたが、吉永社長は「今年9月末には自己資本比率(前期は46.5%)が50%を超える可能性があり、その時点で連結配当性向を見直したい」と述べ、配当性向を引き上げる可能性を示唆した。同社は、各年度の配当は連結配当性向20%―40%を基本としている。

<前期は3年連続最高益に>

同時に発表した2015年3月期の連結決算は、営業利益が前の期に比べ29.6%増の4230億円と3年連続で過去最高となった。為替の円安効果や北米での販売好調が寄与した。

前期の売上高は同19.5%増の2兆8779億円、純利益は同26.7%増の2619億円で、それぞれ3年連続の過去最高だった。前期の配当は、期末を前回計画から6円増配の37円とし、中間の31円と合わせて年間では前の期から15円増配となる68円を実施する。

*内容を追加します。

白木真紀

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below