[東京 5日 ロイター] - 富士ソフトが4日に開いた臨時株主総会で、大株主の運用会社3Dインベストメント・パートナーズが提示した社外取締役4人の選任案のうち、会社側が賛成していた2人は可決された。2人を含め、富士ソフトが諮った社外取締役候補5人はすべて選任された。
富士ソフトが4日夕、発表した。今年3月の定時総会で社外取締役の選任案を否決されていた3Dは、新任の社外取締役を歓迎する声明を出した。
3Dは富士ソフトに対し、資本の効率化などを求めて社外取締役を追加するよう要請。今回の総会で4人を選任するよう提案した。富士ソフトはうち2人を会社側提案に含め、さらに3人を追加して計5人を同社案として株主に諮った。
3Dが提案した4人のうち、富士ソフトが反対していた2人は否決された。2人の賛同率はそれぞれ41.83%、46.45%だった。
3Dは3月の総会後に富士ソフト株を買い増しており、10月4日に関東財務局へ提出した報告書によると、21.45%を保有している。
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