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バリュー株投資のAJO、年内で閉鎖 運用資産100億ドル

 10月14日、バリュー株に投資するクオンツ・ファンド、AJOパートナーズは14日、今年末で事業を閉鎖する方針を示した。写真はニューヨーク証券取引所。マンハッタンで9月撮影(2020年 ロイター/Andrew Kelly)

[14日 ロイター] - バリュー株に投資するクオンツ・ファンド、AJOパートナーズは14日、今年末で事業を閉鎖する方針を示した。

運用資産は100億ドルだが、投資家の間で「存続可能性に対する懸念が根強い」ため、閉鎖を決めたとしている。

AJOのウェブサイトによると、同社の多くのファンドは、9月30日までの1年間で運用成績が急激に悪化した。

運用額が50億ドルを超える「大型株アブソリュート・バリュー」の運用成績はマイナス15%、「小型株アブソリュート・バリュー」はマイナス21%だった。

AJOの創業者テッド・アロンソン氏は「当社の強み、つまり当社の『秘伝ソース』と、市場の多くの変動要因の相性が悪くなり、相対的なパフォーマンスが悪化した」と述べた。

株式市場は3月の安値から急伸しているが、バリュー株は出遅れている。小売りなどの関連セクターは、ハイテク経済へのシフトを背景にビジネスモデルが揺らいでいる。

ラッセル1000バリュー指数.RLVTRIは年初から8%下落。ラッセル1000グロース指数.RLGTRIは30%値上がりしている。

AJOはフィラデルフィアとボストンにオフィスがあるが、11月30日で取引を終了し、12月31日に事業を閉鎖する。アロンソン氏は引退するという。

同氏は「市場の力を受けて、事業閉鎖を決めた。私たちはバリュー投資に未来があるとまだ信じているが、残念ながら、そうした未来の到来には時間がかかりそうで、私たちには間に合いそうにない」と述べた。

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